スーパーナチュラルシステム

水槽設置後の注意点

スーパーナチュラルシステムを採用した水槽を設置した後、日常生活において注意しておかななければならないポイントがあります。
より良く美しい水槽を維持するために水槽設置後の注意点についてのアドバイスをご紹介します。

アクアリウム・生簀、全ての水槽に共通する注意ポイント

水槽に光があたる時間を約8時間程度にする

耐震マットで囲っている水槽

生き物にも昼夜が必要です。そのため、水槽に装備している照明の点灯時間はだいたい8時間程度に設定するようにしてください。

  • 水槽の照明が消えてからも、室内の照明がずっと点灯している
  • 夜間営業の店舗の場合など、水槽の照明が消えた後に朝が来て、太陽で室内が明るくなる

上記のような場合は、水槽内がずっとお昼の状態になってしまいます。このような場合には、水槽に囲いを設けるといった対策をして、作為的に夜を作ってあげるようにしてください。

水槽に万が一異物が入ってしまった場合の対応

水槽に異物が入ってしまったイメージ

水槽に異物が入ってしまった際は直ちに異物を取り出してください。

液体系の物や溶けるような物の場合は、早急にバケツ等の容器に海水をつくり、魚や生体を救い出してください。

生態系が汚染され、初期に導入した浄化システムが崩壊してしまいますので、水槽内の水も速やかに取り出して、全てバケツ等の容器に出して捨てるようにしてください。

殺虫剤を焚く場合は、必ず水槽を密閉養生してください。

殺虫剤

殺虫剤を使用する場合は、成分が入らないように、水槽を密閉養生した後に使用する必要があります。

スプレー系の物の噴射も水槽付近で行うのは避けるようにしてください。

水槽設備機器から異常音や異臭がした場合は、当社までご連絡ください

水槽

水槽の照明・ポンプ・ヒーター・クーラー等に何か異常を感じた場合は、当社までご連絡ください。

メーカー初期不良や経年劣化による故障の可能性が御座いますので、状態によった最適なご案内をさせて頂きます。

水槽自体も消耗品ですので、メーカーの推奨耐用年数がありますので、買い換えの時期等の目安も確認する必要が御座います。

水槽を移動させる場合、直射日光を避けるように設置してください

水槽

水槽の位置を移動される場合は、直射日光を避けるようにしてください。直射日光にあてつづけると、水温が生態系の推奨温度以上になる可能性や、コケの過剰な発生の原因となります。

入ってくる直射日光を、ブラインドやカーテン・シェード等である程度遮って頂く場合は問題ございません。

塩分濃度の管理について

水槽の管理

海水魚を取り扱う場合は、付属の比重計をもとに3日に1回程度のチェックを行ってください。水分の蒸発によって比重が高くなっていた場合は水道水を足して調整します。

反対に、塩分が薄くなってしまった場合は粗塩を別容器に水で溶いたものを少しずつ水槽に投入しながらかきまぜます。
※アジシオ等の化学調味料が入った物は避けてください。

汽水域に生息する魚貝類や、深海から水揚げされたカニなどは比重が通常の推奨値より異なりますので、水温同様に漁師さんなどの意見を交えた情報を元に管理しましょう。

水槽の取扱い・メンテナンス・置き場所について

水槽イメージ

水槽をたたいたり揺らしたりしないでください。

水温が適正か、水温管理機材の温度設定が適正か定期的にチェックしてください。

水槽面を掃除する場合は、柔らかいスポンジ等で掃除してください。小さな砂やゴミを嚙んでいるとキズが入る原因となります。(⇒水槽の掃除方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください)

また、水槽のまわりには精密機器や錆びやすい物を置かないでください。故障や錆びの原因になります。

生き物を水槽に入れる場合の注意点

水槽イメージ

生き物を追加する場合は、水あわせ(水温・水質を合わせてから追加)を行ってください。

捕食対象となる生体同士を同じ空間で飼育したり、気性の強い種類、縄張りを作る種類、同種に対して攻撃する種類など、一緒に飼育する場合は習性を理解した上で検討する必要があります。

その他、スーパーナチュラルシステムの取り扱い方について

水槽

水槽(容器)底面に施工してある土壌部分は水浄化の心臓部です。以下の事にご注意ください。

  • 水槽底面部分に強い衝撃や重量物等による圧力を与えないでください。
  • 水槽底面部分に穴を空けたり、掘り返したりしないでください。
  • 砂に潜る性質のある生き物を飼育する際は事前にご相談ください。
  • 水槽(容器)底面のまわりに水槽底面部分を隠蔽するシート等が貼ってある場合は剥がさないでください。
  • システム用のポンプが抜けていたり正しく作動していない場合、本来の浄化能力が得られず、システムの生育が遅れる恐れがあります。
  • カルキ抜き等の水質調整剤や薬剤は使用しないでください。
  • サンゴ等への液体フードの添加は問題ありません。

活魚水槽・生簀設置後の注意ポイント

活魚水槽・生簀の設定水温について

複数の魚介画像

水温は取り扱う生体や産地によって異なります。

  • 水揚げ場所
  • 季節
  • 活魚水槽に来る迄にどこでストックされていたか

を把握する事が大切です。

複数の魚介を水槽に入れたい場合でも、例えば『北海道産のホタテ』と『鹿児島産のアワビ』では水温が違うため、同じ水槽にはストックできません。仕入れ元や漁師さんの声を聞いて、適切に水温調節を行ってください。

通気性をよくして、室内の換気を行ってください

水槽

活魚水槽用のクーラーが作動している際は常に排熱が行われます。効率良く水温を下げる為には周辺の通気性と、ある程度の室内の換気が必要になります。

周辺気温と設定水温の差が大きくなると、メーカー規定の水温に下がらない事や、クーラーヘの負担の原因となります。

設置の際に日光が当らない場所を避ける様に行いますが、水槽を移動される場合も、直射日光はもちろん、熱を持つ機械類の付近への設置は避けてください。

活魚水槽に給餌をする場合は、水が汚れない量にしてください

水槽

魚貝類や甲殻類のストックで、共食い防止措置のために餌を与える場合は水が汚れない程度を意識して与えましょう。

与えた餌の食べ残しは、腐敗する前に取り出すようにしてください。

アクアリウム設置後の注意ポイント

水槽の水質悪化の原因となりますので、餌の与えすぎにご注意ください

魚の餌

海水魚や熱帯魚を飼育していると人になついてきます。人が水槽の近くに行くと餌をおねだりされますが、食べきれる量を適度に与えるようにしましょう。餌の与えすぎで水槽内に残り餌が散乱すると、水質悪化やコケ発生の原因になります。美しい水槽の維持の為にもお魚やその他の生き物のためにも、魚が食べきれる量を可能であれば一日数回に分けて与えてましょう。

また、人工の餌に慣れ難い種類も居ます。活き餌や冷凍餌しか食べないような種類の生体もおりますので、将来的に飼育を考えておられるお魚の種類は図鑑にて予めお調べ頂く事をお勧めします。

ご旅行や出張の際は自動給餌器を利用する(エサをご自身で与えられている場合)

自動給餌器

当社でアクアリウム一式を購入して頂いた場合、毎日のエサやりを自動化する、自動給餌器を水槽設置の際に取付けております。(レンタルプランにも自動給餌器が含まれております)

もしも、設置時に自動給餌器を設置せず、ご自分でえさを与えられるようにされた方でも、旅行・出張・長期休暇等で不在が続く場合は、自動の給餌器を活用しましょう。

万が一取付けを忘れて、水槽設置箇所を数日間離れた場合、お魚が衰弱状態になったり最悪の場合死んでしまう事もあります。水槽の中のお魚や生き物は自分で餌を捕ることが出来ません。大切な命を飼育している事を忘れず計画しましょう。

HONUMI

水換えのいらない
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